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有機肥料でつくる!イチゴ(宝交早生)の育て方

time 2019/09/02

有機肥料でつくる!イチゴ(宝交早生)の育て方
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【イチゴの紹介】

品種:宝交早生 ほうこうわせ(バラ科)

 
ほのかな甘みと酸味のバランスが良く、果肉がみずみずしくとジューシーなイチゴ。

市場にはほとんど出回ることがないため、家庭菜園ならではの珍しい品種です。

一季成りの品種で、秋に苗を植えて冬越しさせ、翌年の春に収穫します。

定植の時期

10月中旬~10月下旬。 (関東平野部の気候を想定) 

収穫までの期間(目安)

収穫は翌年の5月上旬~5月下旬。

定植してから30週前後。

【0週目 土づくり】

【所要時間】
30分
【準備する道具】
クワ、スコップ、メジャー、マルチ留め、
肥料(牛糞たい肥:1リットル、鶏糞たい肥:100㏄)、計量カップ

区画を決める

畝をつくる位置を決めます。雑草は取り除いておきましょう。

今回はイチゴ4株分の幅50cm×長さ60cmの畝を想定しています。

(もっと広い場所で作る場合は適宜、肥料の量を増やして下さい)

隣に別の畝がある場合は、作業をしやすくするため、最低でも50cmの空きスペースを取りましょう。

畝をつくる位置の四隅に目印として、マルチ留めに使うピンを刺しておくと分かりやすいです。

肥料を混ぜて耕す

畝の場所に目印をつけたら、以下の肥料を土に混ぜて、クワで耕します。

【肥料】牛糞たい肥:1.0リットル、鶏糞たい肥:50㏄

土が固い場合はスコップを使って土を深く掘り起こしてから、クワで耕します。

耕している間に、こんな幼虫を見つけることがあります。

イチゴの根っこを傷つけたりするコガネムシの幼虫ですので、見つけたら取り除いておきましょう。

土を盛り上げて畝を作る

肥料を土に満遍なく混ぜたら、クワやスコップを使って、畝の目印の外側から土をすくって、中心に土を盛っていきます。

イチゴは湿気を嫌うので、高畝(たかうね)にして、水はけを良くします。

今回は狭い区画なので15cmほどの高さの畝を作ります。

もっと大きな区画であるなら30cmくらいの高さの畝にしても良いそうです。

↓高さ15cmほどの畝(移植ごてのヘラ部分がだいたい15cm)

畝の表面と側面は、クワやスコップ、移植ごてのヘラを使って、平らにならして形を整えておきます。

雨が降って、畝が崩れてしまうのを防止します。

1週間ほど待って、肥料が土になじんだら、イチゴの苗を定植します 。

【1週目 定植】

【所要時間】
30分
【準備する道具】
イチゴの苗(4つ)、マルチ穴あけ器(マルチカッター)、
ジョウロ、移植ごて

苗ポットに水をあげて放置

イチゴの苗ポットに、水を上げて10分くらい置いておきます。

イチゴは生長するとヒョロヒョロ~っと長い茎(ランナー)を伸ばします。

その伸ばしたランナーの先で、また根を張って新しい株として生長していきます。

ポットに入ったイチゴの苗は、そうやってランナーの先で根を張って株分けされたものになります。

苗の株元をよく見ると、カットされたランナーの名残があるのが分かります。

このランナーの向きは重要で、イチゴが実をつけるとき、このランナーの反対側に実をつけます。

ですので、苗を定植するときは、どっち方向に実がついた方が収穫しやすいかを考えて定植します。

まずは、畝のどの位置に苗を定植するか、畝の上にポットをそのまま置いて確認してみます。

↓定植予定地に苗ポットのまま置いてます

このときランナーの向きはすべて畝の内側に向くようにします。

こうすることでイチゴの実ができるときは、畝の外側に向かって付くようになるので、収穫がしやすくなります。

苗を定植する位置が決まったら、マルチ穴あけ器(直径約8cm)で、定植位置に穴を開けます。

今回マルチを使用していませんが、マルチ穴あけ器は、土も掘り出せるタイプのものなので使っています。

マルチ穴あけ器がなければ、移植ごてでも大丈夫です。

穴にポットをそのまま入れて、「ポットの土」が「畝の土」より少し高くなるよう、穴の深さを調整します。

イチゴの苗は周りの土より、少し高くなるように浅めに植えます。

穴の深さを調整できたら、ジョウロで穴の中にひたひたになるまで水を注ぎます。

その後、水が完全に土の中に浸み込んでなくなるのを待ちます。

水が浸み込んだら、人差し指と中指の間に苗の茎を挟み込んで

もう一方の手で、ポットの裏側の穴を押して、苗をポットから引き抜きます。

引き抜いた苗を、穴の中に置いて(ランナーの向きに注意)、

苗と穴の間に隙間がなくなるように土を埋め戻します。

このときクラウン(葉の付け根の王冠みたいな部分)を土で埋めないよう注意します。

クラウン(生長点)は葉や茎を伸ばす大事な器官です。

これに土がかかってしまうと、イチゴが上手く生長できなくなってしまうので気を付けましょう!(下の写真は少し深めに植えすぎかもしれません。)

埋め戻したら、苗が傷つかないように株元の周りの土を軽く手で鎮圧します。

これを4つの苗分、繰り返して

イチゴ苗の定植完了です。

定植したらたっぷり水をあげます。

【2~17週目 花芽、枯葉取り】

【時期】
2月上旬くらいまで
【所要時間】
10分
【準備する道具】
ジョウロ、はさみ

長期間イチゴの休眠が続きます

定植してすぐに、イチゴは冬越しするため休眠します。

イチゴは休眠中ほとんど生長しませんが、

休眠はイチゴが花芽をつけるのに必要なことなので、しっかり休眠させます。

休眠中は、葉っぱが赤くなって枯れたり、茎の短い葉っぱが地面に張り付いたようになります(ロゼット状態)。

これはイチゴの正常な状態なので、葉っぱが枯れ始めたとしても、心配する必要はありません。

この状態は、イチゴが休眠状態から目覚める3月くらいまで続きます。

いちごの休眠については 2018/12/7の日記 でまとめています。

水やり

冬の間、イチゴが生長しなくても、水やりは必要です。

イチゴは湿気も嫌いますが、乾燥はもっと苦手です。

冬は雨も少なく、乾燥しがちなので、水やりはこまめにします。

花芽取り

冬の間に、元気なイチゴは、花芽をつけることがあります。

冬に花をつけても、虫がいないので受粉できず、実は大きくなりません。

冬越しのための栄養を花芽形成に使われてしまうので、花芽を見つけたら取り除いておきましょう。

枯葉取り

葉が枯れてきているものがあったら取り除きます。

枯れた葉っぱをそのままにしておくと、病気の原因になったりするので、適宜摘み取ります。

枯れた葉や古い葉を取り除く作業を「下葉取り(したばとり)」と言います。

イチゴの下葉取りには、病気を防ぐ他に、新しい葉を作るための刺激を与える効果もあるそうです。

枯れた葉は、茎の根元を引っ張れば、簡単に取り除けます。

枯れたイチゴ株の葉
枯れ葉を除去

赤く紅葉した葉はそのまま残しておきます。

6週目のイチゴ
10週目のイチゴ
14週目のイチゴ
17週目のイチゴ(2019/2/10)

17週目にもなると、定植直後にあった茎の長い葉はほとんど枯れて、茎の短いロゼット状態の葉が残りました。

【18週目 追肥とマルチ張り】

【時期】
2月中旬~下旬
【所要時間】
40分
【準備する道具】
ジョウロ、鶏糞たい肥(1株に付き10㏄)40㏄、移植ごて、
Uピン4本、 マルチ止め4つ 、ハサミ、
穴なしマルチ(幅90~110cm×長さ140cm~)

追肥

3月になると、だんだんと春が近づいてきて、気温が上昇、日長も伸びて、イチゴが休眠から目覚め始めます。

イチゴが休眠から目覚めると、ぐんぐんと生育を開始するので、少し前の2月中旬~2月下旬くらいに追肥をします。

追肥はイチゴ1株につき、 鶏糞たい肥 を10㏄ずつ。

イチゴ株から15cm程度離れたところ2か所に、移植ごてで穴を掘り、それぞれ5ccずつの鶏糞たい肥を施肥します。

追肥する場所

あまり近いところに穴を掘るとイチゴの根を傷つけてしまうので、少し離れた場所に追肥する形です。

これから根が伸びる先に鶏糞たい肥がある形が理想です。

追肥の場所(全体)

株と株の間の穴には5cc+5ccで10cc追肥してます。

鶏糞たい肥を施したら、軽く土を混ぜて、穴を埋めます。

穴の外に鶏糞たい肥が出てしまうと、羽虫が寄ってきたり、たい肥の分解が遅れてしまうので気を付けます。

追肥が完了したイチゴ

マルチ張り

追肥が終わったら、マルチを張ります。

まずマルチを被せた時に苗の位置がわかるようにUピンをイチゴ苗の真上に刺しておきます。

片側のマルチの裾をマルチ留めでしっかり固定します。

マルチの片側をマルチ留めで固定

マルチを引っ張って、先ほど刺したUピンの位置にハサミで切れ込みを入れます。

Uピン位置のマルチに切れ込み

マルチの切れ込みからイチゴの葉を引っ張り出します。

イチゴの葉を切れ込みから外に出す

他のイチゴ株も同じようにマルチに切れ込みを入れ、葉を取り出します。

イチゴの葉を切れ込みから外に出す(全体)

イチゴの葉がマルチから出せたら、マルチの反対側の裾をマルチ留めで止めます。

もう一方の裾もマルチ留め

Uピンを抜いて、マルチの裾に土をかぶせて、風で飛ばないようにしたら完成です。

水やり

土を乾燥させないよう、水やりはしっかり行います。

【19~22週目 花芽取り】

【時期】
2月~3月上旬
【所要時間】
10分
【準備する道具】
ジョウロ、ハサミ

花芽取り

気温が上がって、日照時間も伸びてくると、イチゴが生長をはじめて、葉が大きくなり、花芽をつけるようになります。

花が咲いたイチゴ株(19週目)

2月~3月上旬くらいまでは、花芽をつけても虫の活動が少ないため受粉できず実はつきづらいです。

花芽に費やすエネルギーがもったいないので、葉や根にエネルギーをまわすため、この時期の花芽は取ってしまいます。

今、葉や根を生長させることで、いざ受粉できる環境になったときに、生長した葉や根からたくさんの栄養を実に届けることができます。

水やり

土を乾燥させないよう、水やりはしっかり行います。

【23~24週目 受粉と葉かき】

【時期】
3月中旬~3月下旬
【所要時間】
20分
【準備する道具】
ジョウロ、ハサミ、はけ

葉かき

3月も下旬になってくると、新しく茎の長い葉っぱが増え、脇芽も出てきて、株全体が大きくなってきます。

根元付近にある古い葉っぱは、若い葉っぱの生長の妨げになるので、かき取ります。

葉かき前
葉かき後

葉を左右にぐりぐりと振りながら引くと、きれいに葉の付け根から取り除くことができます。

取り除いた葉っぱ
イチゴの株(24週目)

花芽取り

この時期の花芽取りは、虫たちの活動と相談しながら行います。

もし、蜂などの虫たちの活動がまだなら、人工的に受粉するか、花芽は取ってしまいましょう。

虫たちが活動しはじめているなら、受粉が可能なので、花芽はそのままにしておきます。

人工受粉

はけを使って人工的に受粉させることができます。

人工受粉は開花後、2日経った花に対して行います。

開花直後は雄しべにはまだ花粉が付いていません。

開花後2日くらいすると、雄しべに花粉が付くようになります。

このタイミングで人工受粉をするのがベストです。

人工受粉
イチゴの花

花の中にある黄色い粒々が雄しべ、花の真ん中にあるのが雌しべです。

雄しべの花粉が雌しべに着くように、はけを花の中でやさしく回転させて、受粉させます。

うまく受粉できれば、1か月くらいで実が生長して、収穫することができます。

水やり

土を乾燥させないよう、水やりを行います。

【25週目~29週目 花とランナー】

【時期】
3月下旬~4月中旬
【所要時間】
10分
【準備する道具】
ジョウロ、ハサミ、不織布

イチゴの花

暖かくなって、葉も花芽もたくさん出てきます。

ミツバチなどの虫も活動を始めるので、受粉は虫たちにまかせます。

街中でのベランダ菜園などの場合は、受粉に来てくれる虫が少ない可能性があります。

ベランダ菜園の場合は引き続き人工受粉を続けます。

イチゴの花(27週目)
イチゴの株(27週目)
イチゴの花(28週目)

イチゴの実

受粉の成功した実が大きくなってきます。

イチゴの実が地面やマルチに触れていると傷みやすいので、

イチゴと地面やマルチの間に不織布を入れて、傷みを防止すると良いです。

また、家庭菜園では、摘花・摘果をする必要はありません。

しても収穫数が減ってしまうだけなので、しない方が良いようです。

ただ、上手く受粉できず、色や形の悪い実は取ってしまっても良いです。

イチゴの実(28週目)

ランナーの除去

ランナーとは、葉も花もついていない、ひょろっと伸びたツルのようなものです。

イチゴはこのランナーの先で、また根を張り、子株、孫株と増えていきます。

今は子株より実をつけるほうを優先させたいため、ランナーは取り除きましょう。

ランナーをそのままにしておくと、子株に養分を取られてしまい、イチゴの実へ充分な栄養がいきません。

ハサミを使って、根元辺りでランナーを切り取ります。

イチゴのランナー
切り取ったランナー

水やり

土を乾燥させない程度に、水やりを行います。

【29~3X週目 】

【時期】
5月上旬~5月下旬
【所要時間】
20分
【準備する道具】
ジョウロ、はさみ、収穫したイチゴを入れる袋、テグス、荒い目の防虫ネット

収穫!

へたの近くまで赤く実が染まり、へたが反り返ってきたら収穫時期です。

収穫は茎の部分を人差し指と中指ではさみ、実を手のひらでやさしく包みながら、くるっとひねると収穫できます。

イチゴの実①
イチゴの実②
イチゴ株(29週目)

鳥、虫対策

実が赤くなると、鳥や小動物に食べられてしまうことがあります。

被害が気になる場合は、テグス(細い糸)や荒い目の防虫ネットを張って、実を守りましょう。

細かい目の防虫ネットを張ると、ミツバチによる受粉できなくなってしまうので注意が必要です。

ランナーの除去

引続きランナーは除去します。

水やり

土を乾燥させない程度に、水やりを行います。

【保存方法】

冷蔵の場合、保存袋などに入れて野菜室で保存します。
1週間程度、保存可能です。

冷凍の場合は、イチゴの甘みが減るため、水洗いして水気をきり、ヘタを取ってから、イチゴの量に対して5~10%ほど砂糖をまぶして保存袋に入れて冷凍します。
約1か月ほど保存可能です。

 

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プロフィール

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神奈川在住のシステムエンジニア。趣味で野菜作りを始める。実家は兼業農家なのに野菜作りは全くの素人。将来実家の農地を耕すかもしれないので、勉強もかねてシェア畑で野菜作りを始める。

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