2018/11/02
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【インゲンの紹介】
品種:ケンタッキー101(マメ科)
長い期間収穫できる形の良いつるありインゲンマメ。たくさん収穫できる。
高温期はもちろん、低温、日照が少なくても安定した栽培が可能。
種をまく時期
4月下旬~7月下旬。(関東平野部の気候を想定)
収穫までの期間
種を植えてから8週間
土づくりを含めると9週間
【0週目 土づくり】
【所要時間】
30分
【準備する道具】
クワ、スコップ、メジャー、マルチ留め、肥料(牛糞たい肥:1.5リットル、鶏ふんたい肥:50㏄、油かす:50㏄)、計量カップ、穴なしマルチ
区画を決める
ウネをつくる位置を決めます。雑草は取り除いておきましょう。
今回はインゲン2株分の幅50cm×長さ60センチのウネを想定しています。
(もっと広い場所で作る場合は適宜、肥料の量を増やして下さい)
隣に別のウネがある場合は、作業をしやすくするため、最低でも50cmの空きスペースを取りましょう。
ウネをつくる位置の四隅に目印として、マルチ留めに使うピンを刺しておくと分かりやすいです。
肥料を混ぜて耕す
ウネの場所に目印をつけたら、以下の肥料を土に混ぜて、クワで耕します。
【肥料】牛糞たい肥:1.5リットル、鶏ふんたい肥:50㏄、油かす:50㏄
土が固い場合はスコップを使って土を掘り起こしてから、クワで耕します。
土の塊はできるだけ崩しましょう。肥料がなじみやすくなります。
ウネの周りに溝を作る
肥料を土に満遍なく混ぜたら、クワやスコップを使って、ウネの周囲に溝を掘ります。
ウネ立てとは逆に、土はウネの外側にすくい出します。(お堀を作るイメージ)
すくい出した土は後でマルチの裾を固定するために使います。
マルチを張る
まず、マルチをウネの表面に敷いて、片側2か所にマルチ止めを刺して固定します。
マルチを固定した側とは反対側のマルチの裾を持ち、
マルチをたるみのないようにピンと張りながら、残り2か所にマルチ止めを刺します。
クワやスコップを使って、マルチの裾を溝に埋まるように土をかけていきます。
マルチの裾を足で踏みながら、土をかけていくと、
ピンと張ることができます(*´▽`*)
土をかけた場所は足で踏み固めて、マルチが風で飛ばされないように固定しましょう。
4隅の裾を土で囲んだら完成です。
このまま1週間放置し、肥料が微生物によって分解されるのを待ちます。
【1週目 種蒔き】
【所要時間】
30分
【準備する道具】
インゲンの種(8粒)、マルチ穴あけ器(マルチカッター)、ジョウロ、不織布、Uピン4つ
マルチ穴あけ器で穴をあける
マルチ穴あけ器を使って、種をまく位置に穴をあけます。
種をまく
一つのマルチ穴に対して、4粒の種を2cmくらいの深さで「点まき」します。
種をまいたら、土をかぶせて、手でしっかりと上から土を抑えて鎮圧します。
鎮圧後は、土が湿る程度に水をまいて下さい。
インゲンの種への水やりは、あまり上げすぎると腐りやすいので、軽くで良いそうです。
不織布(ふしょくふ)で覆う
種をまいたらすぐに、不織布で畝を覆って、鳥に種を掘り返されないようにしましょう。
不織布は4隅をUピンで固定します。
【2週目 発芽と支柱立て】
【所要時間】
30分
【準備する道具】
支柱(210cm)4本、支柱(90cm)1本、麻ヒモ、園芸用のネット、ジョウロ
発芽
インゲンが発芽していれば、不織布を取り外して、水を上げましょう。
本支柱をたてる
インゲンはそのままだと隣の区画に侵入してしまうほど幅を取るので、
立体的に上に向かってツルを伸ばすように支柱を仕立ててあげます。
この仕立て方を合掌式といいます。
基本は210cmの支柱を4本使って、土台を組みます。
90cmの支柱を上にわたすように作って、園芸ネットをかけて出来上がりです。
【3週目 間引きと土寄せ】
【所要時間】
10分
【準備する道具】
ジョウロ
間引きと土寄せ
初生葉(しょせいよう:双葉の次に出る葉)が出たころに、
2本間引いて良いもの2本を残します。
間引きをするときは、葉の形の悪いものや虫食いや、
病気のかかっているものを積極的に間引きします。
間引き後は株元に土寄せしましょう。
土寄せとは、植物が少し育ってから、根に土をかけてやることです。
株の倒伏防止、根や地下茎の発育促進に効果があります。
【4~5週目 水やりと害虫除去】
【所要時間】
10分
【準備する道具】
ジョウロ、(油せっけん水(自然農薬))
水やりと害虫除去
このころになると、つるが出てきます。
水やりと害虫除去を行いましょう。
できれば葉の裏を一枚一枚確認し、アブラムシがいないか確認しましょう。
野菜が弱ってしまうだけでなく、アブラムシが病気を運んでくることもありますので
見つけ次第、捕殺しておきましょう。
指で葉の裏をなぞってもいいですが、自然農薬の油せっけん水を散布してもいいです。
油せっけん水はサラダ油・水・無香料無着色の食器用洗剤を混ぜ合わせて作ります。
【6~7週目 インゲンの開花】
【所要時間】
10分
【準備する道具】
ジョウロ、(油せっけん水(自然農薬))
開花したら、たっぷりの水やり
花が咲き、莢(さや)がつき始めたら、実を大きくするため、
土が乾燥しないよう水やりを行うようにしましょう。
水やりが足りないと、中のマメが大きくならないそうです。
害虫除去
引き続き、害虫の除去をしっかり行いましょう。
【8週目以降 収穫】
【所要時間】
20分
【準備する道具】
ジョウロ
収穫!
莢が15cm程度になったら収穫しましょう。
収穫が遅れると、莢の中の豆が浮き出てきて固くなるので注意しましょう。
インゲンが210cmの支柱を超えてきたら
先端をカット(摘心:てきしん)して、側枝(そくし)の成長を促しましょう。
以降、1か月ほど収穫を楽しむことができます(*´▽`*)
【保存方法】
冷蔵の場合、保存袋に入れて、冷蔵します。
1週間ほど保存可能。
冷凍の場合は、軽く塩ゆでした後、半分にカットして保存袋に入れて冷凍します。
1か月ほど保存可能。
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