2018/11/02
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シェア畑の農具紹介②
シェア畑で使われている農具紹介の第2回目です。
前回は土を耕す農具編でしたが、今回は耕される方の土に混ぜる「肥料」編です。
シェア畑では化学肥料は使っていません。
家畜のフンや食品の残渣(ざんさ)などの天然物質を発酵させた有機質肥料を使っています。
では、さっそくシェア畑で主に利用されている有機質肥料を見ていきましょう(*´▽`*)
牛糞たい肥
牛糞たい肥は、主に牛糞を原料として作った堆肥です。牛糞に、麦ワラやオガクズ、ウッドチップなどの植物性資材を混ぜ、発酵させて作ります。匂いはそんなにしません。
牛糞たい肥は、土壌改善に最適です。土壌の保水性や保肥性、微生物の活性化による土の団粒化を進めて、ふっかふかの土を作ってくれます。
肥料の三大栄養素として知られる窒素・リン酸・カリウムは牛糞たい肥にはあまり含まれていません。
シェア畑で使用している牛糞たい肥の構成
- 窒素 : 1.0%
- リン酸 : 1.3%
- カリウム : 1.4%
鶏糞たい肥
鶏糞たい肥は、主にニワトリの糞を元に作った肥料です。鶏糞たい肥は少し匂いがきついです。
牛糞たい肥より多くの窒素・リン酸・カリウムを含み、たい肥としてのバランスが良いです。そのためシェア畑では、元肥だけでなく、追肥でもよく用いられます。
シェア畑で使用している鶏糞たい肥の構成
- 窒素 : 2.5%
- リン酸 : 5.0%
- カリウム : 2.8%
油かす
油かすは、菜種油の搾りかすから作る肥料です。施肥前ならそんなに匂いは気になりませんが、施肥のやり方を間違えると、発酵時にかなりの匂いを出します。
窒素成分が多いのが特徴です。反対にリン酸やカリウムは少ないです。窒素成分が豊富ということで葉物野菜にお勧め。
シェア畑で使用している油かすの構成
- 窒素 : 5.3%
- リン酸 : 2.0%
- カリウム : 1.0%
苦土石灰(くどせっかい)
まだ使ったことはないですが、苦土石灰もシェア畑には置いてありました。
苦土はマグネシウム、石灰はカルシウムを表します。
苦土(マグネシウム)は、葉を緑色にする葉緑素を形成するときに必要な成分です。ただ、雨の多い日本の場合、土から流出しやすいみたいです。
石灰(カルシウム)は、根を強くする働きがあり、かつ酸性の雨により酸性に偏った土になってしまった土を中和する働きがあります。
今回は、シェア畑で使われている有機質肥料を紹介しました。
シェア畑では主に上記の牛糞たい肥、鶏糞たい肥、油かすを、野菜の種蒔きや苗の定植前に、肥料として使用しています。
それぞれ成分に特徴のあるこれらの肥料を、適切な量、タイミングで用いることができれば、一人で畑デビューも夢ではないはずです!
>>次回につづく
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